遠藤スーパーサブ論
これまで、不動のボランチとして君臨してきましたが、
2013年は日程的に厳しいJ2で戦っていたり、
コンフェデレーションズカップに出場したりで、
まさにフル稼働だったので、妥当な選択とも言えます。
日本代表は、攻守において遠藤選手がリズムを創りだすシステムをこの3年間、
ひたすら貫き通してきましたが、
彼の能力を封じられると極端に弱くなるのは、
サッカーをそれほど知らない人にとっても、明らかだったはずです。
強豪国相手の対戦では、守備にその頭脳を使わなければなりませんが、
残念ながらフィジカル的なハンデがあるので、周囲と連動しなければ、
ボールを奪うことも難しくなっていますし。
むしろ、強豪国相手であれば、山口選手のような獰猛なボールハンターを起用したほうが、
相手チームにとっても面倒だし、
守備も強固になっていいかと思います。
そして、ある程度相手の足がつかれたところで、確かな戦術眼を持った遠藤選手が、
前線の4人を動かしつつ相手の守備組織を破綻させるのは、
非常に効果的だと思いました。
ボランチの定位置争いも活気がでて、これからが楽しみです。
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